埼玉県秩父の自然豊かな山中を起点として東京湾に流れる一級河川、荒川。日本でも有数の人口密集地帯を流れる荒川の河川敷がプラスチックごみで覆われているという。

NHKのこちらの記事によると、このゴミだらけの荒川を掃除している団体があるようだ。荒川クリーンエイド・フォーラムという団体が1994年から荒川流域のゴミ拾い活動を続けている、と紹介されている。

ゴミ拾いウォーキングを始めてから意識されているのは、実際にゴミを拾ってみるまでは、ゴミのことはもっと気にかけてもいいんじゃないかな、っていうことだ。そのことをこの団体の今井理事が「現場体験」という言葉を使って表現されていた。

「“拾って変える未来”をスローガン掲げ、現場体験を大切にしているのですが実際に現場を見て拾ってみて、それぞれの人がプラスチック問題の解決策を考えるきっかけになったらいいなと思っています」

荒川クリーンエイド・フォーラム 今村和志 理事/オフィスマネジャー

この団体のすごいなと思うところは、ゴミの組成分析を行なっていることだ。

荒川で回収されたごみ上位20(2019)提供 荒川クリーンエイド・フォーラム(NHKのサイトより転載)

中でもペットボトルなど食品関係のゴミが上位にきていることがわかる。

ごみ拾いなんて地球規模プラスチック汚染の解決には無力だと思うかもしれません。
しかし研究者の試算によると、ペットボトル1つ拾うだけで1平方キロメートルに散乱するマイクロプラスチックを回収したことになり、レジ袋1枚拾うだけで数千個から数万個のマイクロプラスチックの流入を抑えたことになるといいます。

研究しているひとのこの言葉を信じると、私たちの行っているゴミ拾いウォーキングが実は結構役に立っているんじゃないか?とちょっと実感が湧いてきたような気がする。

毎週日曜日の朝にゴミ拾いウォーキングを行っているので、もし気が向いたらどうぞご参加ください!