私の住む地域の近辺では2020年の冬頃から再びカラスによるゴミ漁りの被害が報告されるようになってきました。朝、車に乗って外出するとき、そこかしこでカラスがゴミ袋を漁っている姿が目に入ってきます。

大変ありがたいことに、ゴミ収集車を運行させている民間事業者のスタッフが収集車での回収のときに路上に散らかされたゴミをホウキとチリトリで拾ってくださっている光景も見かけます。

北名古屋市でもカラス対策の情報発信しています。カラスも賢いのでこれぞ完璧という対策は今まで聞いたことがないのですが、基本的な対策としては次のことが挙げられています。

  • 食べ残しをせず、生ゴミを減らす
  • 新聞などでごみ袋の中身を包んで、カラスから生ゴミがあることを見えなくする
  • 収集当日の朝に出す
  • ごみ飛散防止ネットを利用する
  • しっかり口をしばって空気を抜き、袋が破れにくいようにする

この対策の元になっているのが環境省自然保護局より2001年3月に発行されたカラス対策のテキストではないかと思われます。制作が日本野鳥の会となっているだけあって、大変丁寧にカラスの生態を解説しています。

自治体担当者のためのカラス対策マニュアル

どれもこれも受け身のカラス対策で、それはそれでやるに越したことはないけれども、根本的にどうにかならんかなという思いでまたこれからもカラスについて調べたり実験したりしてみようと思います。